2010年10月21日木曜日

きのうの大学の授業で

あたまをほぐすからだのレッスン
アレクサンダー・テクニークの Sudio Saltia* オカナオです。

このところ、起こる出来事の実感が大きすぎて
まるで旅をしているかのよう!
日常が感謝とともに新鮮に感じられて
体験の言語化が追いついていない毎日です。


さてさて、昨日も母校の日大芸術学部演劇学科で授業をしてきました。

授業の名前は応用演劇実習で
アレクサンダー・テクニークと演劇をどう応用する?
というようなテーマでやっています。

昨日は朝の出だし、寒くなってきたからかみんなゆっくり
そして、ローテンションで眠そうな感じ。

でも、そんなところをいきなり温度をあげて
気を引き締めてきりっといくのではなくて
今この状態をまるごと受けとめてOK出したところから始めてみる
という実験をしました。

やっぱり舞台や演技の現場に居たら疲れているときもあるし
状態のよくないときもあるし、生身だから色んなことがある。

だからこそ、いきなり本番仕様に自分をもっていくんじゃなくて
そこまで温度がじわじわあがっていくようなプロセスを
丁寧に準備して本番仕様にもっていってもいいんじゃない?
アップって本来そのための移行を味わう時間じゃない?
ってわかることが大事だよね、というねらいでやってみました。


まずは、ペアになって、今の自分の状態のままで
身体の一部を合わせたまま動きながらコミュニケーションしていく
というエクササイズ。



みんなこれまで充分に演技トレーニングを受けているので
放っておいても自由に動く動く!
ちょっとのヒントを出しても出さなくても、どんどん面白い動きが出てくる。



普段から思考も身体も自在にしておく練習を積んでるからこそ。
思考も身体も固定化された中でやってるのが普通になっていると
身体を動かすのにも思考を動かさないと動けなくて固まっちゃって
考えずに動けるようになるまで練習が必要なこともあるかもしれない。。

何がいいか、悪いか、なんていう判断は置いておいて
こうやって動いてみて「何ができる?」「どうやったらできる?」って
ただ純粋に可能性に向かって試行錯誤してみることの大切さを
みんなの動きから気づかされて、面白くて、すばらしい。



生徒がそれぞれに気づいて学んでいってくれることはもちろんだけれど
わたし自身が彼らの生徒としても存在できるこの体験に感謝。
ついつい誇らしく紹介したくなってしまう魅力的な生徒たち。


そんな彼らを応援したくなってしまう。
だから、みんなそれぞれが自分のなりたいものになっていってほしい。
ただそのねがいから、授業の後半は自分の中身を知りながら
夢をどうやって叶えていくかの実験。

でも、昨日だけでは終わらなくて
また次回に持ち越し。
わたしの進め方の説明がわかりにくかったから、
こんどはもう少し工夫の余地ありありです。

具体的なビジョンやイメージを共有するところから始めないと
色んなことがぼんやりしてしまって、理解もぼやけてしまいがち。
もっとわかりやすく具体例をあげて、次回はすすめていきたいと思います。


授業もそうだけど、自分のやること全般に
シンプル化が課題です。

そして、生徒達への課題はここから確認!

というわけで、今日はこのへんで。


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