2011年2月15日火曜日

こころ(自分)とからだが離れてしまっていると感じたときは

あたまをほぐすからだのレッスン
アレクサンダー・テクニークの Sudio Saltia* オカナオです。


先日、大学の生徒から質問メールをもらいました。
(こういうのも、ほんとにうれしい贈りものです^^)


「こころ(自分)とからだが離れてしまっていると感じたときは、
 どう対処していけばいいのでしょうか?」

という大切な質問。


これは、日常の忙しさにかまけて
ついつい見逃してしまったり
無視してしまいがちなところなんですが
ほんとうに根本的に大切なところなのです。。

感性をつかって表現し、創造する人ほど
心身に対しての感度はクリアな方がいいし
メンテナンスやケア(お手入れ)の仕方を知っていることが
どれだけ重要なことでしょうか。。。

どんな仕事、立場、役割、年齢、性別であれ
感性が豊かで細やかに味わえる人ほど
ここを大切にしてもらえたら
それぞれのひとがやさしく居られるような気がします。



では、どうしたらいいのでしょう。
わたしの場合の対処法3つのケースを書いてみたいと思います。




その1 「ちょこっと自分内にズレを感じたとき」

ふと気づいたときに
あれ?なんかおかしいぞ?快適じゃないぞ?と感じて
自分の気持ちや身体にもどってみようかな
という場合の対処法です。

そんなときは、調子が良かった状態のまま
ついつい調子に乗って走りすぎてしまったり
理想に夢中になって自分を忘れたときに起こります。

だからこそ、心が自分に戻って来やすいように
自分にとって喜びや楽しみを与えてくれる
大好きなものごと、場所、瞬間とつながると、ほっとします。

大好きでしあわせになっちゃう大好物を食べる、とか
大好きでたまらない人と時間を忘れておしゃべりする、とか
大好きでうっとりしちゃう場所でゆっくりする、とか
大好きで無条件に微笑んじゃう映画を見る、とか
とっても気持ちの良いマッサージを受ける、とか。

とにかく、そういうことを自分に与えてあげることが大切で
どんな些細なことでも、小さなことでもよくて
むしろ、大掛かりなこと、労力をたくさん必要としなければ
よりいっそう日常に楽しみを取り込むことが出来ます。

これは、日常的に習慣にしておくことが
いつも自分をベストコンディションにしておくために役立つし
なによりも、ものごとを創造するには Joy & Fun が不可欠!

心身の必須ビタミンと思って、ちょこちょこ心がけています。




その2 「何もする元気がないとき」

ちょっとでも動く体力・気力がないほど
エネルギー低下してるとき
忙しすぎて目が回ってしまったり
倒れてしまったりした場合の対処法です。

何をするのもかったるかったり
めんどくさく感じて、気持ちが重くなってしまったり
うつ状態、ショック状態、変化で混乱しているときも
心身にとって緊急の休養が必要な時期なので
時間の流れ方やペース、リズムを
自分以外のものから自分に戻してあげることが大切です。

たとえば、頭ではそう思えなくて
もっともっとやらなきゃ!と焦るのだけど
からだが全然ついてこなくて心身が軋むようなとき
たいていは頭(思考)が何でもコントロールしたがって
自分の許容量を超えた要求を強制してしまったときなどです。

それは、言ってみれば、自分内強制労働!

暴君も自分!奴隷も自分!という
自分内暴力の世界に無意識に突入してしまっても
だれも気がついてあげたり、止めることができません。

だから、炎症や熱を出したり
心や体が起き上がれないほどの状態にして
有無を言わせず自分内暴君から自分を解放しようという
生命の安全システムが作動します。

そんなときは、どんなに大げさだと思っても
自分の緊急事態!と思って、することを最小限にして
ただひたすら体の欲するだけゆっくり眠り
何もしない時間、自分のためだけの時間をとってあげます。

心も体も、頭の中(思考)もからっぽに
外界の情報、刺激をシャットダウン。

なぜなら、自分内の許容量を超えていたり
オーバーワークをしつづけてきた結果なのだから
消化、浄化、回復されるだけのゆとりを
自分に必要なだけ与えてあげることが重要なのです。

少なくとも数日間集中的にそんな時間をとり
自分の回復を信頼して待ってあげます。

その間に、その1でお伝えしたような好きなことや
自分が本当にリラックスできることを徐々にしてあげます。

わたしの場合は、こんこんと眠り続けたのちに
塩や精油を入れたお風呂にゆっくり浸かったり
あたたかいスープや飲み物を飲んだり
こどもの頃に好きだったものに触れてみるうちに
少しずつ芯からゆるんできます。

自分が心地よいと感じることに身を任せながら
自分のリズム、ペース、時間をとりもどしてあげると
自分の心が体に帰って来てくれます。

このプロセスは、自分への暴君ぶりや関係性
そのときどきの状況や環境次第で
必要な分の期間が変動します。
(数週間、数ヶ月、数年となる場合も。大切なことです。)




その3 「じっとしていられないとき」

あれ?なんか自分らしくいられないぞ?と気がついたけど
一瞬たりともどうにもじっとしていられないし
どうしたらいいか全くわからない!という場合の対処法です。

これは、自分のエネルギーが余るほど貯まってるんだけど
それを方向付けられるだけの準備がまだできていないとき
こうなることが多いような気がします。

新しい段階(新学期、新しい環境など)にシフトして
ハイテンションになっていたりする場合のほか
ものすごい怒りで沸騰!爆発!!したときや
嬉しくてハイパーになって浮き足立っちゃったとき(笑)などです。

その場合は、とってもシンプルです。
わたしは無心にお掃除をします。
もしくは、走ったり、踊ったり、とにかく体を動かします。

お風呂やトイレ、台所などの水周りをぴかぴかに磨きこんだり
部屋を片付けたり、模様替えをしたり、要らないものを捨てたり。
体を動かして、物を動かして、空間をきれいにととのえます。

あとは、公園などで疲れてくたくたになるまで走って歩いて走ったり
家の中で音楽をかけて踊り狂ったり。

そうでないと、ハイテンションなまま余計なことをして
後になって「がびーーーん・・・」ということになりかねない(笑)。
(20代はそういう若気の至りだらけ!それはもう、おばかさん!笑)

でも、エネルギーがハイパーなときに
そうやって体を動かしてあげると
エネルギーの走りすぎがスローダウンして体が追いつくと
疲れとともにすっとした爽快感を感じられるのです。

とくに、水周りの掃除のあとのすっきりといったら!
それから、さらにすっきりするべく
シャワーを浴びたり、お風呂に入って
自分の心身まるごとすっきりさっぱりさせてあげます。






どの対処法においても
自分の現状を問題視(敵視)しないで
あたたかく建設的に対処してあげること
それがとっても大切なんだなと感じます。

それぞれの人がそれぞれに
みんな自分らしく居られますように。
(それが、いちばんの豊かさだと思うから。。)



今日も長い文章を最後まで読んでくださり
ありがとうございました!


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2011年2月14日月曜日

楽しくなるってだいじだな

あたまをほぐすからだのレッスン
アレクサンダー・テクニークの Sudio Saltia* オカナオです。


楽しくなるってだいじだな、って思う。

思うだけじゃなくて、そう実感。

楽しくないと、なにも生まれない。



何かを生み出すためには、喜びや楽しさが必須だ。

食べ物や栄養もだいじだけど、Joy & Fun はもっと大切。



それなのに、ずーっと

自分が楽しく過ごすこと、楽しそうにしてること

幸せでうきゃー!ってこどもみたいになることを

本当には自分にゆるしてなかったんだなって気がついたから

もうそんな制限はずしちゃった。



ほんとうは、一体どうやって暮らしてるんだか

生計立てて生きているんだかわからない

わけわからないけど何だか楽しそうな

こどもみたいに遊んで暮らしてるような大人になりたかった。



それを望みながら制限して

ブレーキ踏みながらアクセルも踏む

みたいなことしてたから、それはもうやめた!

そんなことしてたら故障しちゃうじゃんかー!って。



だから、わたしは遊んでいるように日々することを楽しんで

生活のこまごまを喜びながら実験して快適にして

大いに自分の人生を謳歌しちゃうことを解禁したのだ!



だから、今夜も大好きなたこ焼きを

お気に入りの新しい鉄板で焼いて夕飯に食べるのだー。


中に入れる具は、たこじゃなくてイカだけど

しかも、白菜にきのこも入れちゃうけど

なんでもありでおいしかったらそれでいいのだ!



楽しいことはだいじだな。。

楽しくなるってだいじだな♪



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