2011年1月23日日曜日

夫のぎっくり腰からみつめなおしたこと

あたまをほぐすからだのレッスン
アレクサンダー・テクニークの Sudio Saltia* オカナオです。

東京での仕事(大学の授業)が無事終わり
ホッとしたのもつかの間、
大分で猫のみつと残って留守番としてくれている夫が
出会ってから3度目のぎっくり腰になりました。

正確にはぎっくり腰とは言わないのかもしれませんが、
彼の持病の腰椎ヘルニアの症状が再発しかけた
という状態です。

そんなわけで、予定を繰り上げて急遽帰宅しました。
(予定をキャンセルしてご迷惑をおかけしてしまった
 みなさまには本当に申し訳ありませんでした。。)

わたしにとっては3度目の夫の介護であり
結婚前の家族の介護も入れると
またか・・・となりがちなところですが
何だか今回は観察しどこと満載で興味深いです。

わたし自身も骨折などの怪我をして
介護される立場になったことがあるのですが
介護される側も、する側も
心身ともに快適であるようにすることが
とても大切なんだなぁと改めて実感しています。

体を故障してしまった当事者は
自分を責めたり、状況を責めたりしてしまうと
自分の体を小さく縮めすぎたり、緊張させたりして
過度な負担を自分の心身にかけてしまいがちです。

同時に、ケアをする側も、介護しながら
相手の体勢に自分を合わせて食事をさせてあげたり
体の手当てをしてあげたり、介助をしたり
そのときに自分を屈めてしまいすぎて
体を痛めてしまって疲れさせてしまったり
その結果、心が疲労してしまうことがあったりします。

でも、そんなときにどちらの人にも
アレクサンダー・テクニークを使って欲しいのです。

どんな状況でも、わたしたち一人一人が
身体的にも、精神的にも
存在そのものとしての尊厳を
充分に尊重され、大切にされてよいのですね。

わたしもそのことを以前は知らなくて
介護される側のときも、介護する側のときも
自分を心身ともにいじめながらで毎日きつくて
なんで自分がこんな目に遭わなきゃいけないの?
と思っていました。

でも、アレクサンダー・テクニークを学んで
自分がただここに在るままで
こんなにも尊重されていいのだと
体と意識の拡がる感覚を味わう体験を重ねました。

今、教える側になってみて
以前のわたしに何が起こっていたのか
冷静に、でも温かく見つめられるように
だんだんとなってきています。

その中で、わたしが
アレクサンダー・テクニークを通して
本当に伝えていきたいことは
自分の一生のパートナーである自分自身を
心身ともに手を取り合っていかれるように
それぞれがなっていくことです。

どんなときも、自分を必要以上に責めないこと。
そうしたいときも、自分の体を小さくしなくていいこと。

自分に当たりたいほど辛いときも
それをすることは何の役にも立たないと知っておくこと。

相手や状況を責めたいときこそ
自分の体に戻ってきて、今の自分の体に気づくこと。

自分の体にしっかりと自分がつながって
今この自分と自分の感覚的気づきの体感とともに居られたら
落ち着いて、自分や相手や周りを尊重する余裕を
今までより少しずつ少しずつ持てるようになっていきます。

わたしたちの理想が高すぎて
「正しくあるべき」、「もっとがんばらなくては」、
「~しないと愛されない、充分ではない」と
自分を追い込んで、自分の思考の中の理想と一緒に居て
自分の体という実際の存在を置いてきぼりにすることが
多くの問題を生み出してしまいます。

だからこそ、本当の自分が存在する「我が家」である
自分の肉体に自分の意識を戻してあげたいのです。

そして、体に起こっていることに気がつくことが
「我が家」に明かりを灯すことになります。

今居る自分の「我が家」を愛して
居心地良くしてあげることほど
自分にとって快適なことは無いと思うのです。

だからこそ、自分の体ともっと出会うこと
忘れていたことを思い出したり、知ること
そういったことが大切なのだと思います。

介護をされる人も、する人も
自分の存在を忘れて、大切にしないでいるところから
ほんの少しだけでもいいので自分の体に気づいて
そっとやさしく自分をなでてあげたり
普段気にもかけなかった場所に触れてあげたり
自分のケアをしてあげたら変わるような気がします。

心身の状況が混乱のときこそ
自分の意識を自分に戻して
体にちょっと気づくことだけでも
アレクサンダー・テクニークの
原理をちょこっと使うことになります。

なんだか散らかった内容になってしまいましたが
どうぞ、それぞれの方が自分と仲良く
どんな状況も肯定的に味わいながら
無事に乗り越え、歩めますように。。

長い文章、読んでくださり
ありがとうございました。

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2011年1月8日土曜日

ホームページを新しくしました。

あたまをほぐすからだのレッスン
アレクサンダー・テクニークの Sudio Saltia* オカナオです。

ずっとずっと気になっていたホームページ
やっとやっと新しくしました。
http://www.saltia.jp/

とりあえず、やっつけだけど
新しいデザインでホームページをアップできて一安心。

崩れているところがあるけど、修正はまた後日に。
とりあえず、明日(あ、もう今日か!)に間に合ってよかった。。

タグも打ちながら、古いDreamweaverで作ってるからややこしや。
でも、ちょっとずつわかるようになってきた。よかったー(涙)。

できないと思っていたことが、できるようになるってうれしいね。

今回はデザインを全く新しく作り直すつもりで
暫定的にテンプレートを使ってみました。

それでいじってみたのだけれど、
まだスタイルシートまで手が回らず。。

でも、わかりやすく出来たことは大きな一歩。

今年は、シンプルにすなおに
自分にも相手にもわかりやすく
というのをテーマにしてます。

ホームページから始めて
仕事も日常生活も
自分のエネルギーの使い方も
みんなシンプルにすっきりと。

そうして、シンプルをこつこつ重ねて
積み上げていかれたらいいな、と思ってます。

それでは、おやすみなさい!

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2011年1月4日火曜日

新年のごあいさつ

あたまをほぐすからだのレッスン
アレクサンダー・テクニークの Sudio Saltia* オカナオです。

2011年おめでとうございます!
気持ちも新たな1年の幕開けですね。

昨年はたくさんの方にさまざまな形でご縁をいただき
多くのことを学ばせていただく幸運に恵まれました。。☆

年末年始に色々なことを振り返ってみて
何とまた濃い一年だったのだろうと
感覚的には数年分のような味わいをかみ締め
出会ってくださったおひとりおひとりに感謝です。。
ありがとうございました!

今年は昨年までの経験をふまえ
未知への学びと探求を深めつつ
よりわかりやすくて明確な
楽しいレッスンを心がけていきます。

本年もどうぞよろしくおねがいいたします。


さて、年明けはゆるゆると
1月8日(土)九州・大分でのワークショップから始まります。
http://www.alextech.net/modules/jats/index.php?content_id=405

その後、11日から25日までは、東京滞在の予定です。
15日(土)も西新宿にてワークショップを開催します。
http://www.alextech.net/modules/jats/index.php?content_id=406

どちらのワークショップも8名限定
パフォーマー向けの内容です。

大分での会場は、鏡張り&防音ですので
俳優、ダンサーの方、音楽家の方ともに大歓迎です。
もちろん、プロ、アマ、経験不問です。

東京の会場は、鏡張りです。
防音ではないので、思い切り音を出すことは出来ませんが
俳優、ダンサーの方、音楽家の方ともに大歓迎です。
こちらも、プロ、アマ、経験不問です。

そうそう!
昨年末、とても嬉しいニュースが舞い込みました。

日本大学芸術学部演劇学科で
演技に応用するアレクサンダー・テクニーク
という実習授業を担当しているのですが
そこに音楽学科から参加してくれていた丸田くんが
コンクールで最上位入賞の報告をしてくれました!

授業のときの実践編の応用実験で
バストロンボーンを吹いてくれたのですが
アレクサンダー・テクニーク使用前・後の変化が
とても鮮明で、印象的だったので
彼の入賞の報告はとてもうれしいお年玉になりました!

自分にとって慣れ親しんだものに
新鮮な喜びを吹き込むのが
アレクサンダー・テクニークの醍醐味。

まるで魔法のように音が変わり
感覚的な喜びと眠っていた才能が弾けます。

そんな体験を味わってみたい方は
入門としてまずはワークショップへどうぞ!


1月8日(土)九州・大分ワークショップ
http://www.alextech.net/modules/jats/index.php?content_id=405

15日(土)東京・西新宿ワークショップ
http://www.alextech.net/modules/jats/index.php?content_id=406


では、みなさまにとって
今年がさらなる新たなひろがりと
喜びに満ちた年となりますように!

☆☆☆

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