2010年11月12日金曜日

落ち込むときは

あたまをほぐすからだのレッスン
アレクサンダー・テクニークの Sudio Saltia* オカナオです。


このところ、落とし穴に落ちたみたいに落ち込む瞬間があって
なんだろうこれは?としばらく思っていました。

ふだんは幸せで平穏なときが多いのに、いきなりすとんと来るのです。
そして一瞬「?」に囲まれたら、しばらくどーんと重い気持ちを味わうので
おかしいなー、なんだろうなー、と思っていました。

そうしたら、答えがぽんとやってきました。

なんと、人と比べたり、人の目で自分を見てジャッジしたときに
落とし穴にすとーん!と落ちて、真っ暗闇にはまってしまうんですね。


これは、過去の多くの人がやってきたパターンで
いくらやっても何も役に立つことのない無駄な習慣的くせ。
何度も何度も自分がすり減るほど繰り返してきたから、しみこんでるんですね。

だから、気がついたら
「あ、それは過去のパターン。今はもう選ばないよ。」
と、ノーサンキューでバイバーイ!をしちゃいましょう。

何度でも何度でも落とし穴にはまっても
こちらもしつこく、ノーサンキュー!バイバーイ!を繰り返す!


それを繰り返してるうちに、不思議なことに
落とし穴にはまった「ダメダメな自分」が自分だと思っていたところから
ノーサンキュー!バイバーイ!と言ってる方が自分だと気づき始めます。

気づき始めたら、自分が現実をつくっていけるんだ
組み立てていけるんだと力が戻ってきて元気になってきます。


だれかが繰り返してきたくせを知らず知らずに自分に取り込んで
そのうちに自分と同化させてしまう傾向がわたしたちにはあります。

でも、そのことに気づいて意識的に見つめなおすことで
自分と自分ではないものを見分けて、分別できるようになってきます。

そのことが、本当は「大人の分別」って言われるものなのかもしれない
とハッと気づいたら「分別をもちなさい!」と言われるのも
分別できる大人になることも、ステキなことに思えてきました。


本当の分別って、自分に役立つものや助けてくれるもの
喜びを与えてくれたり、元気にしてくれるものを見分けて
そうじゃないものを取り除いていくことができることかもしれませんね。

以前にアレクサンダー・テクニークの恩師で
ワシントン大学演劇学部アーティスト・イン・レジデンスのキャシー
「大人というのは、自分の選ぶことに責任を持てるということよ」
と言っていたのを思い出します。。


落ち込んだり、元気がなくなっちゃったときこそ
ちょっと立ち止まって、自分が本当に望むものを選びなおしたいですね。。

いつもじゃなくても、ちょっとずつできることから。

不調なときは、自分にやさしく励ましながら
ゆっくりじっくり見守りながらいきましょう:)



キャシーから学んだエッセンスを、ワークショップからお届け!

12/4(土)&1/15(土)10:15~12:45 AT演劇ワークショップ@東京・新宿
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