あたまをほぐすからだのレッスン
アレクサンダー・テクニークの Sudio Saltia* オカナオです。
今日は大学(日芸)に洋舞コースの生徒の出ている
実習発表のゲネプロ(舞台リハーサル)を見に行ってきました。
今週の授業でも感じたことなのですが、それぞれの生徒の真摯な姿が
すべて見えていなくても、垣間見えただけでうつくしいのですね。
その人の素が見えてくれば見えてくるほど、向こうから光が漏れてくるように
ひとりひとりの可能性や個性が透けて見えてくる。
その姿が、ほんとうにうつくしいな、と感じるのです。
今日のゲネで踊っていたMさんも、踊ることで可能性の光を見せてくれた。
こんなにも雄弁に大胆に活き活きと全身で語ることができる人だったんだ。。
と、ふだんの物静かな様子とのギャップにわくわくしました。
わたしは大分と東京を行ったりきたりで、東京不在のときも多いので
先週の芸祭(大学祭)を見られなかったり、実習発表の舞台を見逃したり
わたしはもったいないことをしているなぁと実感しました。
やはり、生徒の出ている舞台を見に行くのは、すてきなことですね。
作品の出来を超えて、生徒の真摯に表現する姿はこちらへのエールになっている。
そんな風に感じながら、彼らの演技を贈りもののように受け取れる
今のわたしの仕事は、なんとすばらしい幸せな天職だろうと
ただただその幸運にありがたみと感謝を感じます。
わたしも大学時代に舞台に立っていた頃に
お世話になった学校の先生たちや大人の友人や
バイト先の上司や友だちが見に来てくれて
よく「元気をもらったよ」なんて言われていたけど
今になって、そういうことだったんだなぁと理解できました。
演技の良し悪しは観客の人に大きく影響するのはもちろんだけど
友人や知人たちは、それ以上に演技する一途さに心がつながっていたんですね。
ほんとうに温かい目で見守られていたのだと、今更ながらに気づいて
ありがたかったなぁと拝みたい気持ちになってしまうのでした。
そう考えると、ジャッジや前提となる記憶とマインドで舞台を見るか
それとも、ジャッジも前提もなしに心で舞台を見るか
見る人の意図で作品の見え方や感じ方が全く違ってくるんですね。
(その考えは、舞台だけではなくて、状況や人を見るときにも共通ですね。)
親の欲目ではないけれど、教えているよしみを差し引いても
教え子の踊りっぷりはとてもすてきでした。
彼女の振り付けの作品も飽きずに、惹きこまれて見てしまいました。
ほんとうにダンスの神さまに愛されてるなぁと感じます。
本番も納得のいく演技ができるよう彼女たちがチャレンジを楽めますように!
今後の授業やワークショップでも、生徒それぞれがそんな風に
安心して自分の新しいチャレンジを思い切りできるよう
心身のバックアップをしていきたいなと思っています。
よし、わたしも楽しんでがんばるぞー!
みんな、ありがとー!
大学でやっている内容を、ワークショップでもお届け!
12/4(土)&1/15(土)10:15~12:45 AT演劇ワークショップ@東京・新宿
http://www.alextech.net/modules/jats/index.php?content_id=370
12/18(土)16:05~18:30&1/8(土)13:05~15:20 AT演劇ワークショップ@大分
http://www.alextech.net/modules/jats/index.php?content_id=371
Sudio Saltia* のサイトへはこちらからどうぞ :)