まだ自分にゆるせてないことがいっぱいあるなぁと感じる。
わたしはどこまで自分をゆるす気なのだろう。
あまりにも膨大すぎて途方に暮れることもある。
でも、それも今の自分の決めたこと。
途方に暮れてる暇は無い。
自分をゆるすことは、誰かをゆるすことでもある。
それは、同時に過去をゆるすことでもある。
血色がなくなるほどぎゅっと力いっぱい掴んでいた手を離して
手の中に血流が戻ってくると同時に、空という自由を手に触れるような
そんな作業をくりかえしている。
今までどれだけのことにこだわってきたことだろう。
今までどれだけの思いに縛られてきたことだろう。
今までどれだけのルールに囚われてきたことだろう。
今までどれだけ苦しんできたことだろう。
自分をできなくさせてきたのは、自分だ。
自分を無力にしてきたのも、自分だ。
自分を憎み憎まれるように仕組んできたのも、自分だ。
だからこそ、性も根も尽き果ててしまってきたんだね。
そんなに握り締めるためにエネルギーを使ってきたなんて
そりゃ疲れないほうがおかしいっていうもんさ。
だから、からだにそれが出ていた。
かつてあった、めまい、吐き気、頭痛、耳鳴り、痛み、強張り、緊張、凝り。
それは、みんな自分でつくりだしていたもの。
ゆがみも、症状も、苦痛もみんなそう。
もう充分味わいすぎるほど味わってきたから、もういいね。
若いのに、いつも青白い顔して、具合悪くて、倒れていたけど
もう、そんなところからは、もう何も受け取れるものはないよ。
今、ただできることは
残っている痛みや強張りから
メッセージを受け取ること。
そして、手放して見送ること。
心の痛みは、体の痛み。
心のゆがみは、からだのゆがみ。
そんなの偏見だって
ずっと避けて聞きたくなかったけど
実感してみて、ほんとだなぁって今は思える。
すべては自分の傲慢さが生んでいた幻想。
それを信じて酔っていたのがわたしの現実。
もうこれからは、目を覚ましてよく見ていこう。
見たくなかったものも、受け入れたくなかったものも
よく見てみるうちに可愛く思えてくるかもしれない。
最近、虫を可愛く思えるようになったように
見えるものへの感じ方が変わって来るかもしれない。
欲張るのは、自分への愛が足りていなかったからだった。
だから、そんな色んなことが起きていたんだね。
ごめんよ、わたし。
見捨てておいた、わたしが間違ってたよ。
ゆるしておくれ。
それでも、こうしてそばにいてくれた
自分のからだはえらくて、ありがたい。
こんなに愛してくれる存在が居たのに
いつも忘れてしまうのが、傲慢さ。。
からだが自分を愛してくれるように、自分を愛そう。
からだが寄り添ってくれるように、自分に寄り添おう。
そうして、自分全部と愛し、愛されて
トラのバターみたいに、とろけて交じり合って
いっしょくたになれたら
新しい自分が始まるんだろうな。
小競り合いじゃなくて、すなおなやりとりを。
批判的な目線じゃなくて、愛のある見守りを。
自分とそうやって重ねていけたら
きっと世界が変わってくる。
できない、こわいと避けてきたことを
そうやって、ちょっとずつ取り組んでいけばいい。
誰かのやっているように、誰かのような速さで
わたしはやることができないからこそ
ほかの誰でもない自分ができるように
自分のできるやり方とペースを贈り物にして
とことん自分にやらせてあげよう。
それしかできないの?とか
まだそんなことやってるの?とか
外側からの目線はもう気にしなくていい。
それを気にすることは、何の役にも立たない。
ゼロから始める、幼稚なくらいのところからやりなおす。
それができることは、自分へのものすごい贈りものだ。
ただすなおに、自分にできないことを認めながら
そこまで戻っちゃったら戻りすぎじゃない?と思えるくらい
根本の根本まで戻るほど、後の変化はきっと大きい。
その可能性は未知だけど、信じて歩めば
必ず道がひらけるから。
外側をつくることは、早くて立派に思えるけれど
ほんとは、内側からできあがってくるのを待つ方が
ずっとずっとパワフルで可能性が無限大。
信じて待つのは、骨が折れるし、心もくじけそうになる。
でも、そこをこらえて、じっと待つほど素晴らしいものが出来上がる。
生命は、そうやっていつも育まれて生まれてくるのだから。
特別なものほど時間と労力がかかるから
自分にそれをゆるしてみよう。
自分には、そんな価値も時間も労力ない、と思うとしたら
それでは何も成長せず進歩しないことや
既存の型で済ませようと望んでいるのと同じこと。
ままならない現状に引きずられ
コントロールされているところから抜けるには
いったん止まって戻ってみることがいちばんの近道。
馬鹿だと笑われても、阿呆だとののしられても
みんなと信じてるもの、見えてるものが違うのだから
風当たり強くても仕方ない。
大量生産されたひとつとして生きたいのではなく
世界に一人しかいない自分をありのまま生きたいなら
なおさらのこと。
あきらめたら、そこでの進化はもう生まれない。
だからこそ、とことんまでに、自分にやさしく。
外がどんな天気でも、内に秘めてたものを放牧してみる。
時には逃げながら、時にはかわしながら
自分の大切なものをとことんやさしく可愛がろう。